生命保険の加入・見直しを検討する最適なタイミングは?

保険の選び方

生命保険に加入していますか?

 

生命保険文化センターの調べでは日本では約8割の人は何らかの生命保険に加入しているとの事です。

 

加入したタイミングは、①就職した時・②結婚する時・③子供が生まれる時・④マイホームを購入した時・⑤職場に来た生保レディに勧誘された・知人が生命保険会社に勤務した時などが多いようです。

 

いずれも生保の勧誘が多い時期だと思いますが、私は実際に考えるべきタイミングは③④だけだと思っています。
 

今回は、それについて解説していきたいと思います。

 

なお、この記事で言う生命保険は死亡保険の事で、医療保険については含まれていません。
そもそも医療保険が必要なのか?という記事を書いていますので、そちらをご覧ください。

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それぞれのタイミングについて

では、先ほど挙げた①~⑤のタイミングで、どのような手法で勧誘を受けるか?そしてそのタイミングで本当に生命保険が必要なのか?を見ていきましょう。

生命保険においては、死亡保険金を、誰のために?いくら?いつまで?残すかを考えることが重要です。

就職した時

就職したばかりの新入社員に、入社時のオリエンテーションなどで勧誘が行われることがあるようです。
 

「社会人としての責任」「みんな入っていますよ」「会社の給与天引きで安く入れますよ」などと言われるようです。
 

でもどうでしょうか?生命保険に入るのは良いとして、死亡保険金を受け取るのは誰でしょうか?普通は親になると思います。(通常、入籍をしていない彼女等は受取人に出来ません。)
 

就職したばかりの子供が亡くなってしまい、死亡保険金を受け取っても親は嬉しくないはずです。

もちろんお葬式代などはかかるかも知れませんが、若いうちだとそこまで費用のかかる葬式など必要ない事が多いと思います。
 

また、みんなが入っていても関係ないですし、給与天引きの団体制度で普通より安く加入することが出来たとしても、そもそもいらないものであれば安かろうといりませんよね?
 

そのため、私は就職した際に生命保険に加入するのはオススメしません。

結婚する時

おそらく一番生命保険の勧誘を受けるタイミングは、結婚した時です。

 

それこそ結構情報誌のゼク〇ィが保険ショップ持っているくらいですので、業界全体で保険加入を狙っているタイミングでしょう。

 

結婚したら奥さんが正社員を辞め、専業主婦やパートなどになる場合は正しいかもしれませんが、最近は仕事を変えずに共働きをする家庭が多いと思います。

 

仕事を変えずに共働きのまま、子どもがいなければ、万が一配偶者が亡くなったとしても、独身時代に戻るだけですから(家賃は増えるかもしれないですね)、生命保険を用意する必要はありません。

 

未だに「結婚したら生命保険に加入するのが男の責任」とか言う人もいますが、それは奥さんの仕事が変わる事前提の考え方だと思います。

そのため、結婚をしたとしても仕事が変わらないのであれば生命保険に加入する必要は無いと思います。

 

もちろん結婚を機に、専業主婦になる場合や、転職し給料が下がる場合などは、加入を検討しても良いかと思います。

子どもが生まれる時

子どもが生まれるときも勧誘を受けるタイミングですね。

 

生命保険会社が学資保険を売るのも、それをドアノックに親の生命保険を販売したいからという理由もあるのだと思います。

子どもが生まれると、奥さんが産休・育休を利用したとしてもやはり生活は今までと大きく変わることになります。

 

責任も増えてくると思いますので、積極的に生命保険を検討するべきタイミングだと思います。

私は、子どもが大学を卒業するまでを目安に生命保険に加入しています。

マイホームを購入した時

マイホームを購入した際は大きな出費をしたばかりなので、生命保険に気を取られないかもしれませんが、新規加入するかは別として、少なくとも見直しするには一番重要なタイミングです。

 

通常、マイホーム購入時に住宅ローンを組んだ場合は「団体信用生命保険」という生命保険を契約します。

これに加入する事で、住宅ローンの支払い中にお亡くなりになれば、以降ローン残高が無くなるため、遺族が住宅ローンの支払いをする必要が無くなります。

 

賃貸の場合は世帯主が亡くなったとしても、家賃の支払いは続きますので、持ち家と賃貸とでは考え方が異なってきます。

 

マイホームを購入をして団体信用生命保険を契約した場合は、今ままでの生命保険を見直す(減額)させるチャンスです。ぜひこのタイミングで保険料を下げて生活にゆとりを待たせましょう。

職場に来た生保レディに勧誘された・知人が生命保険会社に勤務した時

はっきり言って最悪のタイミングです。

生命保険は残された遺族の為に入る保険です。販売側の都合で入るべきではありません。

 

国内大手生保会社は生保レディがすぐ辞めることを前提に多数採用し、実際に多数離職します。

そして、入社したばかりの知識に乏しい人に親族や知人の契約をさせます。

 

そのような人から契約するメリットは全くありません。生命保険は一種の金融商品です。義理や人情で入るべき商品ではありません。

まとめ

生命保険を勧誘されるタイミングは多々あると思います。

しかし、本当に必要かを考えてから契約するようにしましょう。

 

誰のために?いつまで?いくら必要?を考えることが重要です。

・私のオススメするタイミングは以下の通りです。

 〇子供が生まれるタイミング

 〇家を購入したタイミング(見直しのチャンス)

 △結婚するタイミング(配偶者の今後の仕事による)

 ×就職したタイミング

 ×知人が生命保険会社に就職したタイミング

いかがでしたか?ちょこっとでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

この記事を書いた人
ひかる

某金融機関で保険に関する仕事をしています。
当ブログではちょこっと裏話もまじえながら保険や資産運用に関する考え方などを発信しています。
【保有資格】
1級FP技能士・TLC(生保協会認定FP)・損害保険プランナー・特別会員証券外務員(1種・内部管理責任者)

管理人のプロフィールやこのブログのコンセプトなどはこちらをご覧ください。

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