新入社員の皆さんへ、入社時に勧められた保険・金融商品は本当に必要?

保険の選び方

新社会人の皆さん。社会人デビューおめでとうございます。

入社時のオリエンテーションなどで、保険や、金融商品などを勧められませんでしたか?

 

初めての社会人生活で緊張している時に、矢継ぎ早にいろんな説明されても、よくわからないと思われるのが普通だと思います。

 

そこで今回は、新社会人になった皆さんが、社会人スタートの際に少しでも損をしないように、簡単にアドバイスをしたいと思います。是非、最後までご覧ください。

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新社会人向けに勧められる保険・金融商品について

それでは、入社オリエンテーションの際に勧められる保険・金融商品について、特徴などを含め簡単に説明してたいと思います。

生命保険

生命保険の営業職員(俗に言う生保のおばちゃん)が、「社会人なんだから生命保険への加入は当然です」みたいな説明をしてくる可能性があります。

企業によっては給与天引きの「団体扱い」制度がある会社もあると思います。

 

以前のブログ記事でも書いたのですが、一般的に独身の新社会人の方は死亡時の生命保険は不要です。

 

貴方がお亡くなりになっても、嘆き悲しむ方はたくさんいらっしゃるかも知れませんが、金銭的に困る方は独身の場合はほとんどいないはずです。

 

入社時オリエンテーションだけでなく、その後職場で勧められたとしても、きっぱりお断りしましょう。

 

なお、企業によっては「団体B」という定期保険がありますが、こちらは割安です。

もし、どうしても生命保険にも入りたい方はこちらを選択するのがオススメです。

医療保険

こちらも生命保険同様不要だと思いますが、結構入っている方多いですね。

以前、充実した医療保険が不要な理由を説明しています。

病気したら心配だし、医療保険くらい加入してもいいかも・・・?と思われている方は、是非そちらもご覧ください。

 

そのうえで、大手を中心に会社によっては健康保険に独自の給付制度(月に2万円以上医療費がかからないとか)などがあり、大病しても大して金銭的な負担が無い場合も多いです。

是非、勤務先の会社の健康保険制度に独自の特典が無いかなども確認してみてください。

団体傷害保険

団体契約での割安な傷害保険(ケガの時の保険)制度がある会社もあります。

確かに保険料は一般的には大幅な割引などがあり、かなり安いです。

 

が、職種・趣味などによってはケガするリスクって全然違いますよね。

事務系の仕事の方で、インドア派の趣味の方などは、なかなかケガをする事など無いかもしれません。

 

個人で傷害保険を契約するよりは、普通はかなり割安ですので、必要な場合は契約しても良いと思います。(私は、ケガするような生活していないので加入していません。)

GLTD(団体長期所得補償保険)

こちらは導入されている企業は多く無いので、貴方の職場には無いかもしれませんが、もしあればオススメです。

 

この商品は、事故や病気で収入が無くなった際に、長期間(多くの場合は定年の60歳まで等)の所得を補償してくれる保険です。

 

通常、独身の方は亡くなるよりも、事故や病気などで働けなくなることの方がダメージが大きいです。死んだら衣食住は不要ですが、寝たきりになっても衣食住の全てが必要ですから。

 

もし職場に制度があれば補償期間・金額などを確認の上加入してみても良いかと思います。

団体扱い自動車保険

団体扱いの自動車保険などの制度があるケースもあります。

特に大手企業や公務員の場合は、「大口団体割引」という割引があるケースがあります。

 

同じ保険会社の保険を個人で契約するよりも、大口団体割引の分保険料が安くなりますのでお得です。

割引率によっては、保険料が安い事を売りにしているネット系損害保険会社よりも安くなる事もあります。

 

大口団体割引が使えるような企業は、損害保険会社にとってもかなりの重要得意先ですので、事故の対応もより注意して実施するはずです。

 

そのため、大口団体割引がある勤務先でしたら、その自動車保険を契約するのはオススメです。

財形

財形貯蓄制度を持っている会社多いと思います。

 

財形は給与からの天引きで貯蓄をする制度ですので、お金があれば使ってしまう・・・などと言う方は、強制貯金みたいなイメージで契約するのはアリかも知れません。

 

ただし、最近は利回りが悪く、銀行預金よりはマシかな?程度です。

 

財形には、一般、住宅、年金の3種類がありますが、一般財形はメリットが無いので止めましょう。

財形には目的払出(住宅財形の住宅購入時など)の際の非課税メリットがありますが、金額に上限があります。

 

ある程度の金額を財形に入れていると、途中で上限を気にしないと行けなくなりますので、年金よりは早くに使う可能性が高い住宅財形にする方が良いと思います

 

私は新入社員の時には財形入っていましたが、利回りが悪いので途中で解約し投資商品を購入しました。

現金は使ってしまうし、投資なんて不安だ・・・と言う方は契約しても良いかもしれないですね。

確定拠出年金

貴方の勤務先にも確定拠出年金制度があるかも知れません。

その確定拠出年金ですが、前払い退職金として、給与に上乗せで受け取ることも可能ですが、前払い退職金を選ぶのはオススメしません。

 

新入社員で給料が低いタイミングだと、毎月受け取る給料が少しでも高いほうが良いと思うのは理解できます。

ただ、前払い退職金は課税所得ですし税制上損です少しでも将来の為に確定拠出年金を選ぶ方がオススメです。

 

なお、確定拠出年金は定められたラインナップの中から自分で投資信託を選択します。

私なら、運用コストが安く、上手くいけば大きなリターンが期待できる、インデックス型の株式投資信託を選択します。

https://chokotto.blog/inv06/

持株会

株式会社の場合、勤務先の持株会制度があるケースがあります。

皆さんが拠出した金額に、会社が5%や10%など少し上乗せして株を購入してくれるケースや、現在未上場の企業の場合、将来万が一上場したら大きなリターンが得られる可能性があるなどのメリットがあります。

 

ただし、持株会は自分の資産を会社に託すことになりますので、万が一勤務先が倒産した場合などは、勤務先と、自分の資産を同時に無くすことになります。

 

そのため、例えば売却可能な一定額以上になれば都度売却するなどの、リスクコントロールも必要かも知れません。

まとめ

いかがでしたか?

新入社員の際は、ただでさえ目新しい事がたくさんあるのに、急に保険や金融商品の案内されてもよくわからない方が多いと思います。

でも、それが普通だと思います。

 

会社で案内されたからと言って、不要なものは不要と断るクセを付けることも、少しでも資産運用を始めることも重要だと思います。(私は逆に会社から案内されることは全て疑ってかかる可愛くない新入社員でしたが・・・)

 

また、既に不要なものを契約してしまった方も、確定拠出年金以外は後から解約する事も出来ますので、心配する必要はありません。

少し落ち着いたらゆっくり要否を考えてみても良いかもしれないですね。

 

ちょこっとでもお役に立てれば幸いです。

この記事を書いた人
ひかる

某金融機関で保険に関する仕事をしています。
当ブログではちょこっと裏話もまじえながら保険や資産運用に関する考え方などを発信しています。
【保有資格】
1級FP技能士・TLC(生保協会認定FP)・損害保険プランナー・特別会員証券外務員(1種・内部管理責任者)

管理人のプロフィールやこのブログのコンセプトなどはこちらをご覧ください。

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