横浜市でペットで飼っているアミメニシキヘビが逃げ出して大騒ぎになった事件がありました。
結局誰も傷つけることなく、屋根裏から無事に見つかったようですが、あんな大きな蛇が出てきたら怖いですよね。
私は爬虫類は苦手なのですが、世の中にはいろいろなペットを飼っている方がいらっしゃいますね。
我が家のペットもやんちゃなので逃げ出したらどうしましょう・・・?
個人賠償責任保険で出ますか?
今回は、ペットが逃げて他人に迷惑をかけてしまった場合の保険について見ていきましょう。
ペットが家出した時に使える保険について
それではペットが家出をしまい、他人に迷惑をかけた時に使える保険について見ていきましょう。
逃げたペットが誰にもケガをさせなかった場合
当サイトでは皆さんに個人賠償責任保険への加入をオススメしています。
この保険で出るのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれないですね。
では、横浜のアミメニシキヘビ脱走事件のようなケースはどうでしょうか?
個人賠償責任保険で対象になるか見ていきたいと思います。
今回のケースは、大騒ぎにはなったものの、ヘビ自体は同じアパート内におり、嚙まれたりなどの直接的な危害を加えられた人はいませんでした。
このようなケースでは個人賠償責任保険の対象となりません。
参考までに約款を見ていきましょう。損保ジャパンの約款ですが各社大差ないはずです。
このようになっており、他人の「身体の障害」つまり、ケガさせてしまったりなどの場合と、「財物の損壊」つまり壊してしまった場合などのみが対象となります。
念のためペット保険最大手のアニコム損保の約款も見てみましょう。
ほぼ同様の文言になっており、「身体の障害」や「財物の損壊」が必要になってきます。
したがって、ペットが家出しただけでは個人賠償責任保険に加入していても対象となりません。
個人賠償責任保険で対象になる場合
では次に個人賠償責任保険で対象となるケースを見ていきましょう。
アニメニシキヘビに限らず、例えばワンちゃんが人を嚙んでケガをさせてしまった場合などは、「他人の身体の障害」となりますので支払の対象となります。
以前、某有名人夫婦の飼い犬がマンションの他の住民を噛んでケガさせてしまったという事件がありましたよね。そういうケースでは保険金の支払い対象になります。
また、室内で飼っているワンちゃんが来客の高級バッグを噛んで破いてしまった場合なども「他人の財物の損壊」として、保険金の支払い対象となります。
まとめ
それでは今回のまとめです。
家族同様に大事にしているペットが家出をしてしまう事もありますよね。
残念ながら個人賠償責任保険ではそれだけでは支払いの対象となりません。
ただ、家出先で人を噛んでしまったり、物を壊してしまった場合などは個人賠償責任保険の対象となります。
ペットが家出しないように注意されるとともに、万が一のときの為に、個人賠償責任保険に加入しておくのもいいかもしれないですね。
ちょこっとでも皆さんのお役に立てれば嬉しいです。