2022年1月現在、新型コロナウイルスのオミクロン株による感染が急拡大しています。
それをうけ、PayPayほけんの「コロナお見舞金」の加入者が急拡大しているとのニュースリリースがありました。
5万円を貰っても仕方ないとは思いながらも、取引先企業の方がどんどん感染しており明日は我が身だと思い、ネタがてら契約してみました。
せっかくなので、ちょこっとまとめてみますので、これから加入ようとされている方は参考にしてみてください。
PayPayほけんの「コロナお見舞金」の特徴
PayPayほけんの「コロナお見舞金」はPayPayアプリから契約できるサービスで、損害保険ジャパンが作っている専用商品です。
公式URL:https://www.paypay-insurance.co.jp/promotion/covid/app/
保険料は500円からで、コロナになったと医師に診断されると、一律5万円の支払いを受けられるというシンプルな商品です。
入院なども必要ありません。
プランなどは無く、加入期間を3か月、6か月、1年から選び、それぞれ保険料が500円、1000円、2000円となります。
⇒2022年2月10日より保険料がに3倍に引き上げられました!
ただし、更新時には1年しか選べないとの事です。
PayPayほけんの「コロナお見舞金」の注意点
PayPayほけんの「コロナお見舞金」に初めて加入する際は、加入日当日を含め14日間の免責期間があり、15日間から補償が開始します。
例えば、1月15日に加入した場合は、1月29日から補償が開始し、補償開始日以降にコロナと診断されたらお見舞金の支払い対象となります。
また、翌月1日スタートとする契約方法もあります。
そのため、会社の同僚がコロナに感染したから今すぐ保険が欲しい!と思ったとしても、身近な方から感染した場合には免責期間内に発病してしまうかもしれないですね。
また、加入するまで気が付かなかったのですが、補償期間が終了するのは補償開始日の初日が属する月の3か月後、6か月後、1年後の1日午前0時までとなっています。
つまり、先ほどの例の1月29日が補償開始日の方は、補償されるのが2月3月の2か月と1月の3日間の合計62日しかありません。
2月1日スタートにしていたら、しっかり3か月間で89日間補償されたのに・・・
今のは私の例なのですが、晩酌しながら何も考えずに最短で選んでしまったので、なんか損した気分になりました。皆さんは注意してください。
PayPayほけんの「コロナお見舞金」に契約できる方
PayPayほけんの「コロナお見舞金」に加入できる方には職種の制限があり、誰でも加入できるわけではありません。
「新型コロナウイルスと闘う生活の維持に必要不可欠な業種」で働かれているエッセンシャルワー限定となっており、具体的には以下の業種の方になります。
正社員・派遣・契約社員・パート・アルバイトなど職種は関係ありません。
・医療・福祉従事者
・食堂、レストラン、喫茶店、宅配・テークアウト、生活必需物資の小売関係
・物流・運送サービス
・家庭用品のメンテナンス関係
・金融サービス
・生活必需サービス
・ごみ処理関係
・冠婚葬祭業関係
・メディア
・個人向けサービス
・インフラ運営関係
・飲食料品供給関係
・国防に必要な製造業・サービス業の維持
・安全安心に必要な社会基盤
・行政サービス等
・育児サービス
結構多くの業種が対象となっていますね。
その他の会社のコロナの保険について
PayPayほけんの「コロナお見舞金」以外にも何社か同様のコロナ保険・共済などを販売しています。
簡単に内容を見ていきたいと思います。
コロナminiサポほけん
第一スマート少額短期保険株式会社が販売し、第一生命が保険募集代理店として販売している「コロナminiサポほけん」という商品があります。
第一生命自身の商品ではなく、子会社の商品を第一生命が販売するという形態でややこしいですが、おそらく認可の問題だけでしょうから、気にする必要は無いですね。
こちらは、新型コロナウイルス感染症だけでなく、1類~3類の感染症に罹患したと医師により診断された場合に対象となります。
2022年1月時点では、3か月間で890円の保険料で、10万円が出ます。
⇒2022年2月からは3840円と大幅に値上げされました!
その後は3か月ごとの自動更新となります。
ただし、保険料については新型コロナウイルスの感染者数の状況に応じて保険料に変更される可能性があり、890円~8090円の幅で保険料が変わる事が想定されているようですが、それ以上になる可能性もあるとの事ですので、更新する場合などには保険料が大幅に上がる可能性があります。
890円で10万円だとPayPayほけんよりはお得ですが、申込時に第一スマート少額短期保険株式会社のアカウント作成が必要なので、PayPayほけんの方が気軽さはあるかも知れません。
⇒値上げに伴い、商品の魅力は他社商品の方が良さそうです。
PayPayほけんの「コロナお見舞金」のように職種による制限はありませんが、契約年齢が18歳から69歳までとなっています。
コロナ助け合い保険
次は、株式会社 justInCase(少額短期保険会社)が販売している「コロナ助け合い保険」です。
公式URL:https://medical.justincase.jp/
新型コロナウイルス感染症の罹患の有無にかかわらず、1泊2日以上の入院をしたときに10万円の給付金を受け取ることができます。
PayPayほけんの「コロナお見舞金」や、「コロナminiサポほけん」は入院が要件ではありませんでしたが、「コロナ助け合い保険」は入院が要件になります。
また、あくまでコロナを含め入院した際に一時金を支払う保険の為、PayPayほけんの「コロナお見舞金」や、「コロナminiサポほけん」などと違いコロナに特化しているわけではありません。
そのため、年齢によって保険料が異なります。
1年契約ですし、保険料は一番高いですが、「お申込み後すぐに当月分の保険料のお引き落としを行い、決済が完了しましたらご契約が開始する」ため、身近な人がどんどんコロナになり、次は自分・・・と言う方ならありかも知れません。
個人的には商品名に「コロナ」と付けると話題になると思っただけの、ただの一時金型入院保険だと思っているので、こういう商品は好きではありません。
自宅療養による、みなし入院について2022年4月6日から既契約についても急遽支払金額を10分の1に引き下げました。
通常、既契約の補償内容を変える事など考えづらいです。
少額短期会社と言え最低の対応です。商品を選ぶ時に、どういう保険会社を選んだら行けないか、今後の参考になる極めて悪い対応でした。
メディカル感染症ほけん
最後にメディカル少額短期保険株式会社の「メディカル感染症ほけん」です。
公式URL:https://www.medic-office.co.jp/medical-kansen/
医療、福祉関連業務の従事者の方の方しか加入できませんが、年間保険料1030円で、新型コロナウイルス感染症だけでなく、インフルエンザ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、伝染性単核球症、マイコプラズマ肺炎、百日咳、無菌性髄膜炎、B型肝炎、感染性胃腸炎、流行性角結膜炎、疥癬、MRSA、結核などが対象となります。
ただし、入院や通院(自宅待機含む)の日数によって見舞金額が変わってきます。
ただ、入院31日(通院なら30日)以上では無いと10万円は出ないので、出る金額はあまり多くはありませんね。
初年度契約に限り、契約日からその日を含めて10日の間に発病した場合は補償対象となりませんが、PayPayほけんの「コロナお見舞金」や、「コロナminiサポほけん」よりは短いです。
インフルエンザでも出るので、私が医療関係者ならこちらを選ぶかもしれません。
それぞれの商品の比較
それでは簡単にまとめてみたいと思います。
コロナお見舞金 | コロナminiサポほけん | コロナ助け合い保険 | メディカル感染症ほけん | |
保険期間(初回) | 3・6・12か月 | 3か月 | 1年 | 1年 |
保険料 | 1500円/3か月 他 | 890円以上 (加入時点の状況次第) | 年齢・性別による | 1030円 |
保険金額 | 5万円 | 10万円 | 10万円 (1万円) | 1万円~10万円 死亡時100万 |
対象となる病気 | コロナのみ | コロナ 1類~3類の感染症 | 限定無し | 1~5類の感染症を含む100以上の感染症 |
支払要件 | 医師の診断 | 医師の診断 | 入院 | 医師の診断 |
免責日数(初回) | 14日 | 14日 | なし | 10日 |
加入できる職種 | エッセンシャルワーカー | 限定無し | 限定無し | 医療、福祉関連業従事者 |
年齢制限 | なし | 18~69歳 | 15歳~64歳 | なし |
まとめ
このような少額で簡単に加入できる保険がいろいろ出てきたのは良いことかもしれません。
その程度ならわざわざ保険なんて加入しなくても良いと言う考えもあるでしょうが、ちょっと心配な時に短期間・少額の保険を選ぶ時代になってきましたね。
私は今回なんとなくPayPayほけんの「コロナお見舞金」を契約してみましたが、医療関係者ならメディカル感染症ほけんを選ぶと思います。
こうやって値段が上がってくると正直微妙ですね。 そもそも、普通の医療保険などでも補償の対象ですし・・・
ちょこっとでもお役に立てれば幸いです。